先人に学ぶイノベーションの起こし方!ウメムラ講師による入学前授業『デザインシンキング』東京校 授業レポートNo.1
来年度4月の入学を控える未来のバンタン生の皆さんへ入学前授業を実施致しました!
今回の授業は『デザインシンキング』!
入学後の実際の授業にも取り入れられている科目です。テーマに沿てグループ内で意見を出し合い、新しいアイディアを生み出す等、エンジニアにとって欠かせないチームワーク力や発想力を養っていきます。
一旦どのように学習するのか?その授業の模様をレポート致します!
「デザイン思考」の専門家、ウメムラ講師のご登壇!
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――雨が降るあいにくの天候ながら満員御礼!ご参加者の皆さんは5つのグループに分かれてご着席頂きました。テーブルの上には何やらカラフルな付箋やペンが……。
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――授業サポートとして在校生の先輩方も駆けつけてくれました!皆さんと一緒に授業に参加し授業を盛り上げて頂きます。
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――そして、本日の授業を実施頂くウメムラ講師がご登壇!
本日はお集まり頂きましてありがとうございます。今日はデザインシンキングの授業を通してバンタンの授業の雰囲気を知っていただければ幸いです。始める前に、私が何者か分からないとご見学されている親御さんも不安だと思うので(笑)簡単な自己紹介です。
・HCD-Net認定 人間中心設計専門家
・一般財団法人 生涯学習開発財団認定 認定ワークショップデザイナー
・デザイン思考研究所認定デザイン思考上級ファシリテーター
・株式会社ゆめみサービスデザイナー(株式会社ゆめみ HP)
こういったいくつもの肩書きを持つ講師です。スライドにも「めがね先生」と書いてありますが、皆さんも今日は気軽に「めがね」と呼んでください(笑)。僕の授業は発言自由、つっこみ自由です。堅苦しくならなくて良いのでリラックスしながら楽しんでください。
めがね先生流自己紹介!
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この授業では各グループで会話をしながら進めていきますので、まずは皆さん一人一人の今日の「あだ名」を決めてみましょう。普段呼ばれているお名前でも良いし、「お姫様」とか「カリスマ」とか、こう呼ばれたいな~というものでもなんでもOKです。
――皆さん思い思いの名前を名札に書いています。昔からのあだ名を書く人もいれば、「ヨーヨー」や「シンデレラ」など気になるあだ名の方も。
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それでは今度は左隣の方の似顔絵を描いてみましょう。時間をかけずサラっと描いてみてね。書き終わったら本人に渡してあげて、今日はこれをご自身のプロフィールシートにしていきましょう。やっぱり上手くても下手でも似顔絵って嬉しいものだよね(笑)。
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続いて、グループ内の皆さんへ向けて一人ずつ1分程で自己紹介をしてみましょう。あだ名の由来もお話ししつつ、ついでに最近あった「Good&New(良かった体験と初めての体験)」についても話してみましょう。言葉だけじゃなくて絵で描いてくれても良いよ!
――「iPhoneの新作が届いた」、「友達とAPEXで久しぶりに勝てた」、「推しのVtuberの配信がとにかく良かった!」など様々なGood&Newが。盛り上がりすぎて「延長したい!」という声も。
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1分では収まらなそうな熱気も感じますが……。
多くの人が絵を使って図説してくれていましたね。絵を用意しておくと話の構成がしやすかったり、大事なポイントを忘れず話せたり、聞く側も伝わりやすかったんじゃないかと思います。絵に合わせて一つずつ話せば良いやとか、あれ話そうと思っていたんだとか。是非普段も取り入れてみると良いかもしれません。
――自己紹介からして一味違うめがね先生の授業。参加者の皆さんもおのずと発言が増えて和気あいあいとした雰囲気になってきました。そしていよいよ本題に入ります。
『イノベーション』とは?
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入口の話として、まずは皆さん「イノベーション」という言葉知っていますか?知っている人もちらほらいそうですね。有名なイノベーションの例にこんな話があります。
鉛筆が発明されたのは1662年。消しゴムが発明されたのは1770年。
では、「消しゴムがついた鉛筆」はいつ?
皆さんも「消しゴムがついた鉛筆」を使ったことがあるんじゃないかと思います。これっていつ出来たと思いますか?ちょっと皆さんで考えてみましょう。
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――「消しゴムが出来た次の年とか?」「10年後?」「以外に100年後とか?」などグループごとに様々な推理が。
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色々な意見出ていますね。実はこれ発明された公式の年数が記録に残っているんです。それでは正解を見てみましょう。こちらです!
正解:1858年
――「遅っ!」、「大体あってた」、「めちゃくちゃ最近じゃん」という声も。
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思ったより遅いなという意見が多かったんじゃないかと思います。毎日使っていれば気づきそうなもんだよね?めがねもそう思います。ハイマン・リップマンという人が思いついて作ったんだけど、その後何かをくっつけて新しいものを生みだすことを「ハイマン法」と呼ぶようになったんです。くっつけただけなのにね。
イノベーションは日本語で「新結合」とも言います。既にあるものをくっつけてびっくりするようなものを作ること。これって意外と難しいことで、最初に思いつくということはそれほど貴重なことなんですね。
イノベーションを起こしてみよう!
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じゃあ今度は皆さんの力でイノベーションを起こしてみましょう!今回のテーマはこちらです。
かき氷をスプーンを使わずに全部食べるには?
これについて考えてみましょう。食器でも、提供の仕方でも、手を加えるポイントは自由です。例えばゲーム中にかき氷を食べるには?とか、身近なシチュエーションに置き換えて考えてみるとそこにヒントがあるかも。思いついたアイディアは付箋に書いてみよう。仲間と共有し合うと新しいアイディアが生まれるかもしれません。
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――「ストローを使うとか?」、「器を片手で持てるようにして……」、「シェイクしてドリンクに」、「溶けるまで待つとか」、「それってかき氷かな?」と様々な意見が。各々のアイディアをイラストにして共有し合うグループも。
今一つのイノベーションが生まれたね。「溶けるまで待つ」という。誰も思いつかないような斬新な発想は重要だよね。かき氷とは何だ?という概念から立ち戻るのもありです。かき氷の形状を変えるのも良いけどやっぱり最後に自分がかき氷食べたという実感は欲しいよね。
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今回の「かき氷をスプーンを使わずに全部食べるには?」というテーマ、実は成功例があるんです。それはこちら!
赤城乳業の『ガリガリ君』
誰もが知っている大ヒット商品はこういうコンセプトで生まれたそうです。両手を使っているということは何か省けそうと考えた訳ですね。その上ちゃんとかき氷らしい「ザクザク感」も残している。素晴らしいのは「子供は片手で食べたいんじゃないか?」ということに気づけたこと。この発想こそが何よりのイノベーションですよね。
最後にご入学予定の皆さんへ
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今日は皆自ずと出来ていたよね?めがねが言わなくてもアイディアを絵にしてみたりシートにまとめてみたりとか。手法を暗記するのではなくて習慣化させることが重要です。マインドセットとも言いますが「考え方」を習得するイメージをぜひ持ってみてください。この「考え方」は発想力が求められるプログラミングにも必ず活きてきます。
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バンタンテックフォードアカデミーでは選択すればUI/UX等のデザインについて専門的に突き詰めることもできますよ。ご入学後にまたお会いできるのを楽しみにしています。本日はありがとうございました!
――先人の成功例を学び、身近にイノベーションの可能性が眠っていることに気づくことが出来ました!今後も授業の模様をレポートさせて頂きます。お楽しみに!
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